アートの扉「中山明日香-庭先絵画360°」展
NAKAYAMA ASUKA:NIWASAKI KAIGA360° GARDEN PAINTINGS
【開催期間】 2015年4月12日(日)~7月20日(祝・月)
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日
【開館時間】 10:00~17:00(入館16:30まで)
西脇市岡之山美術館は、この度、若々しく瑞々しい感性によって創作活動を展開する作家に焦点を当て、その芸術の魅力を探る展覧会「アートの扉」をシリーズで開催する運びとなりました。
その第1回目の企画展として「中山明日香-庭先絵画360°」展を開催致します。
中山明日香は、1986年兵庫県に生まれ、2012年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻を修了した若い画家です。在学中から油彩画に傾倒し、ものとイメージ、自伝的な記憶と画家のヴィジョンが互いに折り重なる不思議な光景を描いています。
一見その作品は幻想的に見えますが、幼い頃の記憶、ふとした瞬間の閃きと感情から生まれた糸口の見えない引き裂かれた矛盾や違和感に由来して描かれています。そのような不安感と画家の鋭い洞察と批評の眼差しが絵画の重要な要素となり、庭先と部屋の佇まいが折り重なるように描かれた幻のような空間でありながらも、日々のリアルな感覚と儚さを同時に刺激する抒情的な世界が生み出されています。
本展は、フレキシブルなタッチで描かれた画家の代表作に加えて、今回の個展の為に制作された油彩とドローイングの新作を一堂に展示し、庭先と室内の風景が交響する中山明日香の絵画の不思議な魅力に迫ります。