「光の旅人─幸村真佐男」展
【開催期間】 2017年7月16日(日)~10月9日(月・祝)
【休 館 日】 月曜日(祝日の場合は翌日)と祝日の翌日※8月は休館なし
【開館時間】 10:00~17:00(入館16:30まで)
【入 館 料】 大人310円(260円)
高大生210円(160円)
小中生110円(80円)
※( )内20名以上の団体料金
※障がい者割引あり
※ココロンカード利用可
【オープニング関連事業】 ◆「幸村真佐男とキューレターによるギャラリートーク」 7月16日(日) 午前11時~11時30分 会場:本館ギャラリー ※参加無料
◆対談「光の旅:メディアとからだ」幸村真佐男×山﨑均」 7月16日(日)午後1時~2時 会場:本館ギャラリー ※聴講には入館料が必要です。
日本のメディア・アートの先駆者として国際的に知られる幸村真佐男(1943‐ )は、東京に生まれ、多摩美術大学に入学後、コンピュータを創造的に駆使するCTG(コンピュータ・テクニック・グループ、1966~69年)を結成し、日本初のコンピュータ・アートを発表して注目を浴びました。幸村は1980年代以降、コンピュータ・プログラムの特性を生かして漢字やアルファベットをランダムに組み合わせた《非語辞典》シリーズやCGカラー・ホログラムに取り組みました。90年代以降はデジタル写真に傾倒し、自らの日常を果てしなく撮り続ける《LIFE LOG》シリーズ、撮影光学系のノイズ、フレアやゴースト、電子イメージどうしの衝突や攪乱に注目した《Glitch(グリッチ)》シリーズを手がけ、80年代の《円相》シリーズをさらに展開させて北極圏やチベットのカイラス山に旅して太陽の軌跡を定点観測して撮影した《Suntrail(太陽の軌跡)》シリーズ、人々との出会いの時空を捉える《People Gazing》シリーズなど、自己の身体感覚、視覚、思考の〈旅〉の軌跡をめぐって独創的な作品をつくっています。
本展覧会は、CTGのグラフィックワークをはじめ、《非語辞典》、《円相》、《Glitch》、《Suntrail》、《People Gazing》などの代表作を展示し、ときに南画のような隠逸的で風雅な味わいを示す作品にひそむ幸村真佐男の世界観をひもとき、その人と作品の魅力に迫ります。
ポスターのPDFファイル(PDF:928KB)
チラシ裏面のPDFファイル(PDF:726KB)