西脇市岡之山美術館は、西脇市出身の美術家
横尾忠則の作品展示と地域活動を主たる事業と定め、昭和59年6月に
磯崎新氏設計による建物が完成、10月に開館し、外観はホームに停車している三両連結の列車をイメージして設計された。 平成25年7月、新しく現代美術の展示拠点としての美術館を目指します。
photo:山田脩二《加古川にかかる緯度橋からの眺望》2016年
- 横尾忠則 TADANORI YOKOO
- 画家。1936年、兵庫県西脇市生まれ。神戸でグラフィックデザイナーとして出発。1969年、第6回パリ青年ビエンナーレ展版画部門大賞他、数多くの賞を受賞。ニューヨーク近代美術館をはじめ各地で個展が開催され、日本を代表するアーティストとして国際的な評価を獲得。近年では絵画の分野での成果を得、1985年第13回パリビエンナーレ展、第18回サンパウロビエンナーレ展、第4回バングラディシュビエンナーレ展、第45回ベニスビエンナーレ展(クリスチャン・リーのキューレーションによる企画展)に招待出品。1987年兵庫県文化賞、1995年毎日芸術賞を受賞する。2000年ニューヨークADCの「ホール・オブ・フェイム(殿堂入り)」、2001年には紫綬褒章を授与される。
- 磯崎 新 ARATA ISOZAKI
- 建築家。1931年大分県大分市生まれ。
1954年東大建築学科卒業。1961年同大学院博士課程修了。1963年磯崎新アトリエを設立。建築設計、都市デザインなどの分野で斬新な作品を次々と発表、脚光を浴び、現代日本建築界を代表する作家となった。当美術館の他に、代表的な作品としては、大分県立図書館、群馬県立近代美術館、北九州市立美術館、北九州市立中央図書館、つくばセンタービル、ロサンゼルス現代美術館、水戸芸術館、サンジェルディ・パレス(バルセロナ・オリンピック主競技場)、ティーム・ディズニー・ビルディング(フロリダ)などがある。