西脇周辺の自然 ネイチャーフォトギャラリー  
野鳥・動物編

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西脇周辺の野鳥

アオバト ハト目 ハト科

 へそ公園内で野鳥観察の途中、水車のある庭園に下りようとしたら、ハトが驚いて飛び立ち、目の前の枝に止まりました。
 キジバトかなと思ってよく見ると、頭が鮮やかな緑色をしていました。羽は赤っぽく、くちばしは水色で、とてもカラフルです。
 南国の鳥を連想させる姿から、きっとペットの鳥が逃げ出したのだろうと思いながら撮影しました。
 調べてみると、アオバトという種類で、意外にも日本固有種だそうです。

 fl=300mm F=5.6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

オオルリ スズメ目 ヒタキ科

 最近毎朝家の裏の林からとてもきれいな鳴き声が聞こえていました。双眼鏡で見てみると、オオルリでした。
 仕事がお休みの日に、じっくりと腰を据えて待っていると、15分ごとくらいに家の裏の桜の木にやってきては、ひとしきりさえずってまた飛んでいきます。
 なわばりをパトロールしているのでしょうね。
 目の覚めるような青い色に思わず見とれてしまいました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ウグイス スズメ目 ウグイス科

 休日に日本へそ公園駅で電車を待っていると、河原の方からウグイスの鳴き声が聞こえてきました。
 声をたよりにレンズを向けてみると、枝にとまって鳴いている少し地味でかわいらしい姿を見つけました。
 図鑑などで写真は見たことがあったのですが、自分の目で見たのは初めてでした。
 鶯色というイメージからは遠いですが、のどを膨らませて一生懸命きれいな声で鳴く姿がとても印象的でした。

 fl=300mm F=9 撮影地:日本へそ公園 撮影者:奥田 亜希子(地球科学館)

キクイタダキ スズメ目 キクイタダキ科

 親子星空探偵団のバードウォッチングの下見にへそ公園内を歩いていると、小鳥の群れがやってきて赤い実をつついていました。
 シジュウカラやヤマガラ、エナガに交じって名前のわからない小さな鳥を見つけました。
 背中の緑色と、頭の上の黄色い筋が特徴的です。
 調べてみるとキクイタダキだとわかりました。普段は高い山にいるそうですが、冬には低地に降りてくるそうです。

 fl=280mm F=5 撮影地:日本へそ公園 撮影者:奥田 亜希子(地球科学館)

カンムリカイツブリ カイツブリ目 カイツブリ科

 テラ・ドームで行っている「大人のためのサイエンス講座」で今年も冬の水鳥を観察しに小野市の鴨池公園に行きました。
 カモたちに混ざって、カンムリカイツブリが泳いでいました。
 黒くて四角い頭がおしゃれですね。
 せっせと水に潜っては魚を捕まえて食べていました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ミコアイサ オス メス カモ目 カモ科

 鴨池公園の女池では、カモたちが岸に上がって昼寝をしていました。池の中ほどに小さな白い鳥が見えたので、望遠鏡を向けてみると、白黒の模様が特徴的なミコアイサでした。
 鴨池で見かけるのは初めてでした。距離が遠くてあまりはっきりと姿をとらえることができませんでしたが、「パンダガモ」の別名どおり目の周りが黒くかわいらしい顔をしているのがわかりますね。
 メスは白い首に茶色い頭で違う種類に見えますね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
カワセミ ブッポウソウ目 カワセミ科

 女池でミコアイサを見ていると、対岸の水面近くをカワセミが飛ぶ姿が見えました。双眼鏡で見ると、枝にとまってじっとしていました。
 時々水面近くを飛んでは違う枝にとまってはしばらくじっとしていてくれたので、たくさん写真を撮らせてもらいました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市福甸町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ニシオジロビタキ スズメ目 ヒタキ科

 お隣の加東市にある播磨中央公園で、昨年末からニシオジロビタキという鳥が見られると、野鳥ファンの中で話題になっていたようです。
 何年かに一度目撃されてニュースになるほど数が少ないらしく、岡山県や関東からも熱心なファンが観察に来ていると聞きました。
 お休みの日に見に行ってみたら、数人の野鳥ファンが見守る中、枝にとまったりえさをついばんでいました。
 ヒタキのなかま特有のぷっくりした姿や、小さなくちばしがかわいらしいですね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:加東市播磨中央公園 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

アオジ スズメ目 ホオジロ科

 公園の芝生で、せっせと餌をついばんでいる鳥を見つけました。ホオジロより地味な色合いで、タヒバリかなと思いながら写真を撮りました。
 図鑑で調べてみると、タヒバリではなくホオジロの仲間のアオジという種類のようです。
 まだまだ知らない種類の鳥がたくさんいますね。

 300mm F=5.6 撮影地:日本へそ公園 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

メジロ スズメ目 メジロ科

 メジロは名前のとおり目の周りの白いリングが特徴的なかわいらしい野鳥です。
 へそ公園内でも複雑な鳴き声を上げながら林の中を飛び交っているのを見かけます。
 エナガと同じくとても忙しく飛び回るうえに、木の葉の中に隠れているので、なかなか写真には写ってくれません。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:日本へそ公園 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)


アトリ オス メス スズメ目 アトリ科

 加古川の河川敷にアトリの群れがいたという情報を聞き、お休みの日に望遠鏡をかついで見に行ってみました。
 情報どおり桜の木に群れで止まっていました。時々一斉に地上に降りて餌をついばんだり、また一斉に枝にとまったりしていました。
 警戒心が強く、少し近づくとみんな飛び立ってしまい、一定の距離を保って止まるので、そっと近づいて写真におさめました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市黒田庄町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

カシラダカ スズメ目 ホオジロ科

 アトリの群れの写真を撮って、帰ってからパソコンで拡大してみると、1羽どうも他のものと模様が違う鳥が混ざっていました。
 調べてみると、ホオジロの仲間のカシラダカでした。
 背中や羽の模様はホオジロに似ていますが、腹が白いことで見分けられるそうです。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市黒田庄町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

エナガ スズメ目 エナガ科

 エナガは小さくて丸い体から伸びる長い尻尾が特徴的なかわいらしい小鳥です。
 へそ公園内でも集団でやってきて、木から木へと飛び回る姿をよく見かけます。
 枝や幹にとまったり、ぶら下がったりしながら餌をつつくのですが、少しもじっとしていないのでなかなかシャッターチャンスに恵まれません。

 400mm F=5.6 撮影地:日本へそ公園 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ハシボソガラス スズメ目 カラス科

 ハシボソガラスは、都会でも見られるもっとも身近な野鳥といえるかもしれません。
 ゴミをあさったり、お弁当を盗んだり、厄介な鳥ですが、その賢さと目の良さに感心させられることがあります。
 真っ黒な体ですが、光の当たり具合で青や緑に見えることもあり、よく見ると結構きれいな鳥ですね。

 400mm F=5.6 撮影地:日本へそ公園 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

シロハラ スズメ目 ツグミ科

 公園内で、ヒヨドリくらいの大きさで灰色と茶色の鳥を見かけることがあります。ツグミ科のシロハラです。
 ツグミと比べると、模様が薄くて地味な印象ですね。
 芝生にくちばしを突っ込んで、せっせと餌を食べていました。
 少しずつ近づいて、お食事中の写真を撮らせてもらいました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:日本へそ公園 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ヤマガラ スズメ目 シジュウカラ科

 休みの日にへそ公園内を散歩していると、並木道の地面でヤマガラがせっせと餌を食べていました。
 木の陰からそっと近づいて、2メートルくらいのところから写真を撮りました。
 ヤマガラのほかにもメジロやツグミ、シロハラ、ヒヨドリなど、いろんな種類の鳥を見かけました。
 身近な場所でのバードウォッチングもなかなか楽しいですね。

 300mm F=5 撮影地:日本へそ公園 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)


ハシビロガモ オス メス 幼鳥 カモ目 カモ科

 今年も冬鳥の季節がやってきました。
 昨年、小野市の鴨池でハシビロガモを見かけましたが、遠くからしか撮影できなかったため、場所を変えて再チャレンジしました。
 名前のとおりくちばしがスプーンのように広がっていて特徴的な顔をしていますね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市敷地町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
カワセミ ブッポウソウ目 カワセミ科

 テラ・ドームで行っている親子星空探偵団という講座で冬鳥の観察に行きました。
 水辺でカモ類の観察をしていた時、カワセミが飛んできたのを参加者の方が見つけてくれました。
 枝にとまってじっと水面を眺めて、時々水に飛び込んで魚を捕まえる様子を見ることができました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
ウソ スズメ目 アトリ科

 ウソは、黒と灰色の体にオスのピンク色がとてもかわいらしい鳥です。
 日本では中部地方以北で繁殖しますが、冬には南へ下りてきて越冬します。
 フィーフィーと口笛のようなかわいらしい鳴き声ですが、集団でやってきては桜のつぼみを片っ端から食べてしまいます。
 写真を撮っている間も、枝から枝へと渡りながら、次から次へと桜のつぼみを平らげていました。
 残念ながら今年の桜は期待できなさそうです。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
ヒレンジャク スズメ目 レンジャク科

 朝、妻が「変わった鳥がいる」というので表に出てみると、電線に7〜8羽の鳥がとまっていました。
 一目見てレンジャクのなかまだとわかったのですが、双眼鏡で見ると、しっぽの先が赤いヒレンジャクでした。ツンツン頭や羽のもようなど、とても特徴のある鳥ですね。
 ユーラシア大陸に分布していて、日本には冬鳥としてやってきます。
 ヒレンジャクは初めて見たので夢中になって写真を撮っていたら、遅刻しそうになってしまいました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
ヒレンジャク(アップ) スズメ目 レンジャク科

 渡りの途中で休憩しているだけだと思っていたヒレンジャクですが、なぜか毎朝家の前にやってきます。思い切って近づいてみました。
 ゆっくりゆっくり望遠鏡をのせた三脚を担いで近づいて、10メートルくらいのところから撮影することができました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
オオバン ツル目 クイナ科

 オオバンは、黒い全身に額板と呼ばれる白い額と白いくちばしが特徴の水鳥です。
 首を前後に振りながら泳ぎ、水面に頭をつっこんだり、潜ったりしながら餌をとります。
 ユーラシア大陸やオーストラリア大陸などに広く分布し、日本でも中部以北で繁殖します。
 西脇周辺には冬に渡ってきます。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:加西市笹倉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
マガモ カモ目 カモ科

 へそ公園脇の加古川で、マガモのつがいを見つけました。マガモは渡り鳥ですが、このペアはずっとここに住んでいるようです。
 オスは緑色に光る頭や、首の白い輪、翼の先端の青い羽根など、よく見るととてもきれいな鳥ですね。奥に写っているメスは、カルガモのような茶色い色をしているのがわかります。
 カメラを持った私に気づいたようで、メスをかばうようにすっと泳いでいって、こちらのようすを伺っていました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市大垣内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

カルガモ カモ目 カモ科

 マガモの雌に似ていますが、くちばしが黒く、先だけが黄色いことで見分けられます。
 カルガモは渡り鳥ではなく、本州以南では一年中見ることができます。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:多可郡多可町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

オナガガモ(♂) カモ目 カモ科

 オナガガモは、その名のとおり黒くて長いしっぽが特徴的なカモです。日本には冬鳥として渡ってきます。
 ヒドリガモとよく似ていますが、顔の色の違いと、何より長いしっぽでかんたんに見分けることができます。
 背中の白黒と、体の横の細かいもようのついた羽がとてもきれいですね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

コガモ(♂) カモ目 カモ科

 鴨池公園の岸辺で、たくさんのカモが浅瀬に首をつっこんで忙しくえさを食べていました。その群れの中に、数羽のコガモがまざっていました。
 茶色い頭に、目の周りだけふちどりのある緑のもようがおしゃれですね。
 名前のとおりカモ類の中では小さく、オナガガモと比べると半分くらいの大きさです。
 ユーラシア大陸と北アメリカ大陸の中緯度以北に広く分布し、日本には冬鳥として渡ってきます。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市福甸町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ヒドリガモ(♂) カモ目 カモ科

 ヒドリガモは、西脇周辺で見られる代表的な冬鳥です。へそ公園の脇を流れる加古川や、近くのため池でも見ることができます。
 茶色い頭に水色と黒のくちばしがかわいらしいですね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

アメリカヒドリガモ カモ目 カモ科

 鴨池公園で水鳥の観察をしているとき、よく来られている方から、群れの中に1羽だけアメリカヒドリガモが混ざっていると教えてくださいました。
 よ〜く見てみると、ヒドリガモとオナガガモの群れの中に、目の回りが緑色に光っているカモが1羽だけいるのを見つけました。
 アメリカヒドリガモは、体の模様やくちばしの色などはヒドリガモとよく似ていますが、頭の色が違います。
 探してみると案外たくさん混ざっているのかもしれませんね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ヨシガモ カモ目 カモ科

 カモは数種類が混ざって群れで行動しています。双眼鏡で見てみると、いろんな種類のカモが見られるので、とてもわくわくしますね。
 群れの中に、ヨシガモを見つけました。体が白黒で、頭が太陽の光を反射して緑色に光っています。
 池の縁の落ち葉に顔をつっこんで、せっせと餌を探していました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

キンクロハジロ(♂) カモ目 カモ科

 キンクロハジロは、白と黒の体に黄色い目が目立ちます。
 ユーラシア大陸北部に広く分布していて、日本には九州以北に冬鳥として渡ってきます。
 オスは繁殖期になると冠羽とよばれる頭の羽が伸びます。
 メスはオスの白い部分が茶色く、あまり目立ちません。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ホシハジロ(♂) カモ目 カモ科

 キンクロハジロに混ざって、1羽だけホシハジロが泳いでいました。
 赤褐色の頭に、真っ赤な目が特徴的ですね。
 ヨーロッパからシベリアまで広く分布し、日本には冬鳥として渡ってきます。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市黒田庄町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

コハクチョウ カモ目 カモ科

 コハクチョウは、シベリア北部などから10月ごろに日本に渡ってきます。翼を広げると約2mとかなり大形の鳥です。
 真っ白な羽と黒と黄色のくちばしがとてもきれいですね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市福甸町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

カイツブリ カイツブリ目 カイツブリ科

 カイツブリは、池などで見られる水鳥です。全長25〜30cmほどとカモよりも小さく、水中に潜って餌を食べます。
 写真を撮ろうとカメラを向けると、シュッといなくなり、だいぶ離れたところからひょっこり顔を出したりするので、なかなかうまく写ってくれません。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市黒田庄町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
コウノトリ コウノトリ目 コウノトリ科

 テラ・ドームで行っている「大人のためのサイエンス講座」で小野市の鴨池公園へ野鳥観察に行くことになりました。
 前日に下見に行ったのですが、池の端にコウノトリがいました。
 今まで動物園でしか見たことがなかったので少しびっくりしましたが、数日前から小野市周辺で見られていたそうです。
 残念ながら、講座当日は飛んでいく後ろ姿が見えただけで、じっくりと観察することはできませんでした。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市福甸町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ジョウビタキ オス メス スズメ目 ツグミ科

 ジョウビタキは、冬鳥として日本にやってきます。
 オスは黒と茶色の体に羽の白いもようが鮮やかです。そして頭の銀色もとてもよく目立ちます。大きさはスズメと同じくらいです。アップで見るととてもきれいな鳥ですね。
 メスは全体に薄い茶色で、羽にはオスと同じように白い模様が入っています。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市来住町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ビンズイ スズメ目 セキレイ科

 冬のへそ公園では、さまざまな鳥たちと出会うことができます。
 平成のへそモニュメントがある斜面で、スズメより少し大きい鳥が、ゆっくり移動しながら地面をつついて餌を探しているのを見つけました。
 そっと近づいて撮影しました。
 タヒバリと紹介していましたが、ビンズイではないかとのご指摘を受け、ビンズイに訂正しました。

 400mm F=6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ソウシチョウ スズメ目 チメドリ科

 へそ公園の中で、とても鮮やかな色をした鳥に出会いました。見たことがない鳥で、とてもかわいらしい姿に見入ってしまいました。
 公園を散歩していた地元の方も、今までは見たことがなかったが、最近は時々群れでいるところに出会うと教えてくれました。
 調べてみると、中国南部やベトナムなど、東南アジアに住んでいるソウシチョウという鳥で、飼育されていたものが野生化したものだとわかりました。
 この日も10羽ほどの群れが、道の上や枯れ葉の上を移動しながら、木の実や虫をつついて食べていました。

 380mm F=6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)


ルリビタキ オス メス スズメ目 ヒタキ科

 へそ公園内で、ルリビタキに出会いました。青い背中と脇腹のオレンジ色の組み合わせがとてもきれいですね。
 雄は背中まで青い羽根で覆われていますが、メスは脇腹のオレンジは同じですが、背中はグレーで少し地味です。
 夏の間は高い山などで繁殖し、冬になると平野部に下りてきます。
 皆さんもへそ公園で幸せの青い鳥に出会えるかもしれませんね。

 400mm F=6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

モズ スズメ目 モズ科

 ルリビタキを夢中になって撮影していると、モズがやってきました。スズメを大きくしたようなずんぐりしたかわいらしい姿ですが、アップで見ると鋭いくちばしが目立ちます。
 このくちばしで、昆虫や小動物をつかまえて食べます。つかまえた獲物を、枝に刺したりはさんだりする「はやにえ」という行動をするのですが、後で食べるでもなくほったらかしにしていることが多いらしく、なぜはやにえをするのかわよくわかっていないそうです。
 
 400mm F=6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

トラツグミ スズメ目 ツグミ科

 公園内を歩いていると、芝生の上を移動しながら地面をつついているトラツグミを見つけました。トラツグミといえば、星を見に行った時に鳴き声はよく聞きましたが、姿を見たのは初めてでした。
 トラツグミは、夜中に林の中で「ヒィー ヒィー」と口笛のような声で鳴きます。少し不気味な鳴き声で、想像上の生物「鵺(ぬえ)」の声とも言われます。

 200mm F=4 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ツグミ スズメ目 ツグミ科

 ツグミは、冬になると日本にやってくる冬鳥で、大きさはヒヨドリと同じくらいで、茶色い体や目の上の白い線など、ホオジロを大きくした感じです。
 へそ公園でも、芝生の上などでぴょんぴょん跳びはねながら土の中の虫を食べている姿をよく見かけます。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市福甸町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ツバメ スズメ目 ツバメ科

 家の軒下や団地の階段などに巣を作るツバメは、私たちにとってはとても身近な鳥です。
 飛んでいる姿は白黒に見えますが、アップで見るとのどから胸にかけての茶色や、背中の光沢のある青など、意外にカラフルであることに驚かされます。
 「ツバメが低く飛ぶと雨が降る」といわれています。この日もほんの数メートル先を忙しく飛び回っていましたが、数分後に小雨が降りはじめました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

キジ キジ目 キジ科

 家の近くの休耕田で、キジを見つけました。そっと車からカメラをおろして撮影しました。
 キジはとても警戒心が強いので、カメラを構えるとゆっくりと草むらにかくれてしまいましたが、しばらくじっとしていると、また田んぼに出てきて草を食べはじめました。
 アップで見ると、赤い顔と、光の当たり具合で青や緑に変化して見える首がとてもきれいですね。
 キジは日本の国鳥です。2007年まで使われていた1万円札の裏には、キジの姿が描かれていました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

アオサギ コウノトリ目 サギ科

 アオサギは大型のサギの一種で、へそ公園周辺の水場でよく見かけます。
 1m近い大きさがあり、立つ姿が鶴やコウノトリに似ているため、時々見間違う人がいるようです。
 じっと水面を見つめて獲物をねらっていますが、見事つかまえたところをあまり見たことがありません。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市大垣内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

コチドリ チドリ目 チドリ科

 コチドリは、スズメよりも少し大きいくらいの小型のチドリです。へそ公園横の加古川でも見ることができます。
 目の周りの黄色いふちどりがよく目立ちます。アップで見ると、つながった眉毛のようなもようと、四角い頭がかわいらしい鳥です。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市大垣内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

イソシギ チドリ目 シギ科

 カモの観察をしているとき、水辺を灰色の鳥がゆっくり歩きながら餌を探しているのを見つけました。
 あたりをきょろきょろ見渡しながらしっぽを上下に振って歩くようすはとてもかわいらしいですね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:小野市福甸町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

クサシギ チドリ目 シギ科

 へそ公園のすぐ脇を流れる加古川で、クサシギを見つけました。
 あっちの岩場からこっちの岩場へ飛び回っては、石の間のえさを忙しくついばんで歩き回っていました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市大垣内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ヒヨドリ スズメ目 ヒヨドリ科

 ヒヨドリは日本全国に分布しているので、よく見かける鳥です。
 ピィー ピィーとけたたましくなく声はよく聞こえるのですが、忙しく飛び回るので、なかなか写真には写ってくれません。
 青灰色の体に、目の後ろの茶色が目立ちますね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ホオジロ スズメ目 ホオジロ科

 家の向かいにある木のてっぺんに、ホオジロがよくやってきます。
 ぱっと見ると、スズメによく似ていますが、目の上の白い筋と、スズメよりも赤っぽく、スリムな体から見分けられます。
 枝の先や木のてっぺんにとまり、少し上を向いてさえずる姿はとてもかわいらしいものです。
 また、とてもきれいな声でさえずります。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

スズメ スズメ目 スズメ科

 日本ではカラスと並び代表的な鳥ですね。
 朝、スズメの声で目覚めるなんてこともよくあるのではないでしょうか。
 よく見ると、とてもかわいらしい鳥ですね。
 でも実は、私の自宅の周りにはほとんどいません。ホオジロやシジュウカラの声はよく聞こえるんですが・・・

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市坂本 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)

ダイサギ コウノトリ目 サギ科

 お休みの日、とてもいい天気だったので、職場近くのため池に鳥を見に行きました。
 暖かい日ざしの中で、真っ白なダイサギが餌を探しているところでした。
 「白鷺」とよく言われますが、シラサギという種類はなく、ダイサギ、チュウサギ、コサギという3種類があります。
 体の大きさと、足やくちばしの色で見分けることができます。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市坂本 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)


キセキレイ オス メス スズメ目 セキレイ科

 4月ごろから、自宅に停めている車のサイドミラーがなぜか鳥のフンで汚れていることがよくありました。
 ある朝玄関から出ると、キセキレイがサイドミラーに映った自分の姿とケンカしているところでした。
 どうやら近くに巣を作ったようで、縄張りを守るために必死だったのでしょうね。
 卵は無事に孵ったらしく、メスが餌の虫をくわえながらこちらの様子をうかがっていました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
セグロセキレイ スズメ目 セキレイ科

 テラ・ドームのシンボルマーク、ぐるぐる目玉のてっぺんに、セグロセキレイがよくやってきます。
 長いしっぽを上下に振りながら、複雑なさえずりを聞かせてくれます。
 白黒で地味な感じがしますが、飛んでいる姿はとてもきれいです。
 皆さんも、へそ公園に来られた時は映像ホールのてっぺんを探してみてください。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
ハクセキレイ スズメ目 セキレイ科

 へそ公園の脇を流れる加古川の岩場で、ハクセキレイを見つけました。
 ちょこまかと歩き回りながら、岩の隙間のえさをついばんでいました。
 長いしっぽを上下に振る動きが特徴です。
 セグロセキレイに似ていますが、色が灰色なので区別できます。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
シジュウカラ スズメ目 シジュウカラ科

 黒い頭に白いほっぺたがかわいらしい、シジュウカラです。
 電線や木の枝にとまって、「ツツピー ツツピー」とさえずる姿がよく目につきます。
 この日は、咲き終わりの桜の蜜を吸いにやってきていました。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市住吉町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
コゲラ キツツキ目 キツツキ科

 2月27日、西脇周辺では朝まで雪がちらついていました。朝になると気温が上がって、雪がとけると同時に、鳥たちが活発に活動を始めました。
 事務所のすぐ脇の木で、小型のキツツキ、コゲラが木の割れ目をせっせとつついていました。カメラを持って、ゆっくりゆっくり近づいて、夢中でシャッターを切りました。
 この日は他にもメジロやシジュウカラ、ホオジロ、ツグミなど、いろんな鳥たちがすぐ近くまでやってきました。

 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
カワウ ペリカン目 ウ科

 へそ公園の脇を流れる加古川の中州で、カワウが羽を休めていました。カメラを向けると、羽を広げてポーズを決めてくれました。
 独特のポーズと、黄色いくちばしに緑色の目は、拡大してみるとなかなかの迫力ですね。

 12.5cmシュミカセ(fl=1250mm F=10)+デジタルカメラ 撮影地:西脇市大垣内 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)
タゲリ チドリ目 チドリ科

 滝野町との境界付近の田んぼに十数羽のタゲリが忙しく給餌していました。食事中のタゲリには失礼でしたが、車窓から覗き見させていただきました。 緑黄色の羽が陽を浴びて鮮やかに輝いていました。

 撮影地:兵庫県西脇市 撮影者:本田 則幸(地球科学館)
西脇周辺の野生動物

アライグマ 食肉目 アライグマ科

 テラ・ドームの壁の中で、最近何かが動く気配や、ギャーという鳴き声が聞こえることが何度かありました。
 山が近いので、以前にも天文台のドームにイタチが住み着いたことがありました。衛生上あまりよろしくないので、動物の嫌う煙の臭いで出て行ってもらうために、蚊取り線香をたくさん焚きました。
 しばらくすると、玄関の横の壁の上で、迷惑そうにこちらを見ているアライグマと目が合いました。
 2日ほど蚊取り線香を焚いたら、鳴き声は聞こえなくなったので、しぶしぶ引っ越したのかもしれません。
 可愛らしい見た目ですが、凶暴な性質なので、もし見かけても近づかないようにしましょう。

 fl=300mm F=5.6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:奥田 亜希子(地球科学館)

ニホンジカ 偶蹄目 シカ科

 テラ・ドームの玄関前の草むらで、シカが草を食べていました。へそ公園でも夜に見かけることは時々ありましたが、明るい昼間に堂々と草を食べていてびっくりしました。
 人里に近いところで生活して、人を怖がらなくなったのかもしれませんね。
 大型の動物ですので、見かけても近づかないように注意しましょう。

 fl=155mm F=4.6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:奥田 亜希子(地球科学館)

アナグマ 食肉目 イタチ科

 へそ公園内でアナグマを見かけました。西脇の農村部では夜によく見かけますが、昼間に公園内で出会うのは珍しいことです。
 細長い顔と目の周りの黒っぽい筋が特徴的で、可愛らしい姿をしています。
 土に穴を掘って巣を作るので、害獣扱いされることもありますが、兵庫県ではレッドデータブックCランク(準絶滅危惧種)に指定されています。
 公園内で見かけたら、近づかずにそっと見守ってあげてくださいね。

 fl=300mm F=5.6 撮影地:日本へそ公園内 撮影者:奥田 亜希子(地球科学館)
野猿

 最近、人里で鹿とともに野生の猿の姿をよく見かけます。昨年も、西脇市の民家などに猿が出没して騒ぎとなりました。これも自然環境の変化が原因なのでしょうか!

 撮影地:兵庫県多可郡加美町 撮影者:本田 則幸(地球科学館)
子鹿

 自宅近くの雑木林を散策中に出会ったかわいい子鹿です。大きなクヌギの木の下で休息中、ガサゴソと落ち葉を踏む足音…息を殺していると、正面の林から子鹿が姿を現しました。2〜3mの距離で見つめ合ったのですが、つぶらな瞳が印象的でした。

 撮影地:兵庫県西脇市 撮影者:本田 則幸(地球科学館)

ヌートリア げっ歯目 ヌートリア科

 ヌートリアは、南アメリカ原産の大型ネズミの一種です。戦時中に毛皮用に大量に飼育されていたものが、各地で野生化しています。
 西脇でも市役所の近くを流れる杉原川で泳いでいる姿を時々見かけます。
 なかなか上質な毛皮がとれるらしく、カワウソの毛皮という意味のスペイン語「ヌートリア」が間違ってこの動物の呼び名になってしまったそうです。

 12.5cmシュミカセ+デジタルカメラ 撮影地:小野市福甸町 撮影者:高原 摂竜(地球科学館)


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